エンジニアとしてインターンシップを”作って”、感じたこと
こんにちは!東京SI部のMです。
今回は昨年担当したエンジニア向けのインターンシップについて書こうと思います!
と言っても技術的な内容ではなく、どちらかというとインターンシップ開催までの
わたしの奮闘記になりますがお付き合いください(笑)
まず、わたしが現在仕事で携わっているサービスですが
電子決済サービスの開発に携わっています。
そこではマイクロサービスと呼ばれるアーキテクチャを採用し、
様々な機能(サービス)を日々開発・運用し
1つのアプリケーションとしてユーザーに提供しています。
マイクロサービスについては長くなってしまうのでここでは詳しく書きませんが
その中でWebAPIに深く関心を持ち、趣味でアプリケーションの開発を行っていました。
そして、それが社内の勉強会の題材に発展し、
そこから昨年のインターンシップの題材となるまでになりました。
WebAPIの開発と言っても業務用レベルの複雑なものではなく
初学者向けに、WebAPIとはどのようなものなのかイメージを持ってもらえるような内容にしました。
限られた期間とリソースで企画と準備、開催まで行う必要があり
正直、日々の業務と平行して進めることは大変で悩みの連続でした。
悩みその① インターンシップの題材
題材は「辞書アプリ」の開発にしました。
ユーザーが好きな単語とその意味を登録したり、
登録した単語を検索して、意味を取得したりといった
オリジナル辞書を作る単純なアプリケーションです。
しかし、これらの処理をWebAPIで実装して
プログラムを呼び出して、レスポンスをコンソールで表示するだけでは
面白みがないと思いました。
思案の末、ユーザーに対してどのようにサービスが提供されるのか
学生の皆さんに体感してほしい。という思いに立ち返り、検討を重ねました。
最終的に、自分たちで開発したWebAPIをスマホアプリを使って
実際に登録したり、登録した内容を検索して表示させたりする
クライアントからバックエンド、バックエンドからクライアントという動きを
体験出来る内容にしました。
ただ、クライアントとバックエンドの両方の開発を
インターン期間中に行うのはとても時間が足りず、
また、あくまでテーマはWebAPIの開発なので
クライアントはこちらで用意することにしました。
インターンに参加してくれた方は、どのようにWebAPIを利用するのか、
アプリがどのように開発されているか、イメージが付きやすかった・・・はずです(笑)
悩みその② 開発環境の準備
インターン参加者の知識や経験値はバラバラですし
一から構築していたのではとても最後まで走りきれるとは思えません。
PCのスペックによっては構築段階で問題が発生したり
同じOSを使用していてもイレギュラーな動きをしたりする可能性もあります。
当日にそうなってしまえば「全然進まなかった」なんていう笑えない事態が発生してしまいます。
なので、出来るだけ同じ環境、同じスペックのPCを社内で集めてもらい
受講者が気持ち良くスムーズに開発出来るようにセットアップしました。
悩みその③ 当日の進行とタイムスケジュール
ここが一番大変だったかもしれません。。
インターンを何日間で開催するか、一日何時間やるか、
どのように当日のプログラムに落とし込むか、等々に頭を悩ませました。
考えている途中で、何回も1つ目と2つ目の課題を行ったり来たりして
思い出すだけで頭がパンクしそうです(笑)
どのような準備が必要か、それにはどの程度の時間がかかるのか洗い出し
同時にプレゼン資料も、それに合わせて作成と改訂を繰り返し行いました。
更に、今まで長時間の講義を行う経験が少なかったので
話すスピードや、話す内容を細部まで工夫し、リハーサルも繰り返しました。
このような涙ぐましい努力の甲斐があり、また、共闘してくれた仲間の支えもあり、
無事?インターンシップをやり遂げることが出来ました。
きっと受講生も満足して帰ってくれたはず(と願っております)!
以上がわたしの奮闘記です。
なにはともあれ、大変なこともありましたが、
当日は本当に楽しかったし、この上無い達成感を感じました!
このような経験は初めてだったので、
逆にインターンシップを通して沢山学ばせていただきました。
エンジニアはいつまでも勉強し続けなければなりませんね。
技術や知識だけではなく、自分自身の理解を深める良い経験にもなりましたし
課題を見つける良いきっかけにもなりました。
私は担当ではありませんが、今年も24卒の皆さん向けにインターンを実施するとのことなので
興味がある方は、ぜひ参加してみて下さいね!!
新しい仲間が増えることを願っています。