コミュニケーションから始めるプロジェクトマネジメント
みなさん、こんにちは。
システムエンジニアのOです。
みなさんはプロジェクトマネジメントについてご存知でしょうか?
プロジェクトマネジメントとは、
プロジェクトの開始から終結までの成功を目標に、
計画策定、スケジュール管理、タスク管理、
コスト管理、コミュニケーション管理などを
体系的に管理していくことを指します。
プロジェクトを進めていく上で私が特に心掛けていることについて
経験談をご紹介させていただきます。
私は現在、某大手商社で会計システムの運用保守をしています。
開発当時は80名を超える大所帯での一大プロジェクトをとり進めていました。
一般的に、ひとりの管理者が目を配れる人数は
10人程度が望ましいとされています。
10人を超えてくると管理が行き届かず、組織にまとまりがなくなり、
プロジェクトに悪影響を及ぼすことがあります。
「プロジェクトを円滑に進めていくために必要な管理」とは何かを
ここで考えてみようと思います。
1. コミュニケーション管理
プロジェクトの規模に関わらず、人との関わりはとても重要であり、
成功はコミュニケーションの良し悪しが
大部分であると言っても過言ではありません。
コミュニケーションとは、自分の意思を正しく伝え、
そして相手にも正しく伝わっているかが鍵になります。
伝えたつもりでも認識に齟齬があったのではトラブルに繋がりかねません。
また、コミュニケーションを図ることでメンバー間の結束力が高まり、
生産性や意識の向上にも繋がっていきます。
何よりも「プロジェクトをやり遂げた後の達成感」を共有できるということは、
何ものにも変え難いものになり、やりがいにも繋がっていくと感じます。
2. ホウレンソウの徹底
報告、連絡、相談、ベタ過ぎではありますが
この3点はとても重要になっていきます。
現在の作業進捗、抱えている問題や課題の共有、
誰が今どのような状況かを把握し、
常に最善の手を打てるようにしておくことが管理者の役割となります。
とりわけ「相談」に関しては、感情的な部分も出てくるため、
相談しやすい環境を作ることも管理者に求められるスキルであると考えます。
個々で抱える問題をオープンにし、
メンバー間で共有する情報量を増やすことで、
あらゆる観点から問題解決への道筋を見出していくことができます。
3.開発工数と優先順位の管理
どのようなシステム(機能)を作っていきたいかを
お客様から要件をヒアリングし、開発に必要な工数を見積もりますが、
往々にして納期は先行して決まっています。
納期に間に合わせるためにタイトなスケジュールを組んで、
遅延リスクを考慮せず進めていくと、
些細なミスも致命的になりかねませんし、開発者への負担が急増します。
とはいえ、工数が足りないからとユーザーの要望を突っぱねるだけでは
優秀な管理者とはいえません。
管理者はユーザー目線と開発者への配慮が必要になります。
ユーザー要望の中でも優先順位を明確にし、
優先すべきことを整理し最善の案を提示していきます。
私達の仕事は人との繋がりのもとに成り立っています。
互いにサポートし合い、コミュニケーションを心掛けることにより、
個々のスキルアップにも相乗効果を得られ、
結果としてプロジェクトも円滑に進めていくことができると実感しています。
仕事に限らず、物事を円滑に進めるために、
まずはコミュニケーションから始めてみてはいかがでしょうか。 Back
システムエンジニアのOです。
みなさんはプロジェクトマネジメントについてご存知でしょうか?
プロジェクトマネジメントとは、
プロジェクトの開始から終結までの成功を目標に、
計画策定、スケジュール管理、タスク管理、
コスト管理、コミュニケーション管理などを
体系的に管理していくことを指します。
プロジェクトを進めていく上で私が特に心掛けていることについて
経験談をご紹介させていただきます。
私は現在、某大手商社で会計システムの運用保守をしています。
開発当時は80名を超える大所帯での一大プロジェクトをとり進めていました。
一般的に、ひとりの管理者が目を配れる人数は
10人程度が望ましいとされています。
10人を超えてくると管理が行き届かず、組織にまとまりがなくなり、
プロジェクトに悪影響を及ぼすことがあります。
「プロジェクトを円滑に進めていくために必要な管理」とは何かを
ここで考えてみようと思います。
1. コミュニケーション管理
プロジェクトの規模に関わらず、人との関わりはとても重要であり、
成功はコミュニケーションの良し悪しが
大部分であると言っても過言ではありません。
コミュニケーションとは、自分の意思を正しく伝え、
そして相手にも正しく伝わっているかが鍵になります。
伝えたつもりでも認識に齟齬があったのではトラブルに繋がりかねません。
また、コミュニケーションを図ることでメンバー間の結束力が高まり、
生産性や意識の向上にも繋がっていきます。
何よりも「プロジェクトをやり遂げた後の達成感」を共有できるということは、
何ものにも変え難いものになり、やりがいにも繋がっていくと感じます。
2. ホウレンソウの徹底
報告、連絡、相談、ベタ過ぎではありますが
この3点はとても重要になっていきます。
現在の作業進捗、抱えている問題や課題の共有、
誰が今どのような状況かを把握し、
常に最善の手を打てるようにしておくことが管理者の役割となります。
とりわけ「相談」に関しては、感情的な部分も出てくるため、
相談しやすい環境を作ることも管理者に求められるスキルであると考えます。
個々で抱える問題をオープンにし、
メンバー間で共有する情報量を増やすことで、
あらゆる観点から問題解決への道筋を見出していくことができます。
3.開発工数と優先順位の管理
どのようなシステム(機能)を作っていきたいかを
お客様から要件をヒアリングし、開発に必要な工数を見積もりますが、
往々にして納期は先行して決まっています。
納期に間に合わせるためにタイトなスケジュールを組んで、
遅延リスクを考慮せず進めていくと、
些細なミスも致命的になりかねませんし、開発者への負担が急増します。
とはいえ、工数が足りないからとユーザーの要望を突っぱねるだけでは
優秀な管理者とはいえません。
管理者はユーザー目線と開発者への配慮が必要になります。
ユーザー要望の中でも優先順位を明確にし、
優先すべきことを整理し最善の案を提示していきます。
私達の仕事は人との繋がりのもとに成り立っています。
互いにサポートし合い、コミュニケーションを心掛けることにより、
個々のスキルアップにも相乗効果を得られ、
結果としてプロジェクトも円滑に進めていくことができると実感しています。
仕事に限らず、物事を円滑に進めるために、
まずはコミュニケーションから始めてみてはいかがでしょうか。 Back